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観戦記―あまりにも緩慢
【スコアボード】 広 島201000000―3 ヤクル00300001×―4
【投手】 広島:高橋、上野(負) ヤクルト:松井、吉川、五十嵐、松岡、押本(勝)、林昌勇(S)
【得点経過】 1回表 嶋 適時二塁打 1回表 栗原 適時打 3回表 天谷 適時三塁打 3回裏 飯原 適時内野安打 3回裏 川島慶 2点適時二塁打 8回裏 宮本 適時打
20日の結果。
シーボルの守備である。 この日も突っ立ってやがった。 ピッチャーの手からボールが離れた後にやっと、 どっこいしょという感じで腰を落とす。 そこへ打球がやってくる。 体重の移動は遅れ、1歩目を踏み出した頃にはもう、 ボールは外野を転がっている。 やる気がないと責められても仕方のない守備態度だ。
何度となく内野の選手がマウンドに集うことがあっても、 いかにも蚊帳の外という雰囲気を醸し出しながら、 そこに突っ立っている。 それが自分のミスの後であっても、だ。 シーズンも中盤になって、 まだチームに溶け込めていない点にも不満が残る。
何より不満は、それでも使い続けるベンチにある。 チャンスでの打席ではバントをさせるべきだ。 そうすればあと2点は余計に取れたはずだ。 そもそもシーボルをベンチに下げればあと2点は失点が減っただろう。
高橋はこの日も粘り強く投げた。 ただし3回の失点は高橋が蒔いた種的なところもある。 2−1でピッチャー絶対的有利なカウントから、死球を与える失態。 あれだけはいけない。もったいない。
7回のピンチを切り抜けたときはスタンドも大いに盛り上がった。 敬遠の後は、それまで福地、青木、畠山の3選手に対してだけだった 思い切り腕を振っての全力投球で下位打線をねじ伏せた。 疲れから高めに浮くこともあったが、集中力で低めに制球していた。 最後の1球、倉のサインに首を振って投じたストレート。最高の球だった。 格好良かった。
最終回、久しぶりに前田智がチャンスメイク。 スタンドは超興奮状態で全然応援が合わなかった。
試合前、一人黙々と守備練習で汗を流す姿に 一抹の寂しさを感じたものだが すこしだけ鬱憤が晴れた気分だ。 蛇足だがこの日は東出とじゃなく森笠とキャッチボールをしていた。
試合は中継ぎ最後の砦だった上野までもが打ち込まれ逆転負け。 5連敗が今季初とは知らなかった。 だが私の中では5つ負けが並んだとかはもはやどうでもよく、 目の前で起きたこの日の試合だけに腹が立っている状態。
帰り道はシーボルの代わりのことばかり考えていたが、 どの案もシーボルよりは役に立ちそうで余計に腹が立った。
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